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[2022年版]基本情報技術者試験のおすすめ参考書と勉強方法を解説[独学で余裕]

基本情報(アイキャッチ)
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令和2年度(2020年度)以降、基本情報技術者試験はCBT(Computer Based Testing)方式により実施されています(受験料:7,500円(税込み))。令和4年度(2022年度)春期の試験は2022年4月17日に実施予定です。詳細はIPAの公式サイトを参照してください。

 

基本情報技術者試験の合格を目指すあなたにとって、

  • 独学で平気?
  • 文系でも大丈夫?
  • どのくらい勉強すれば合格できる?

というあたりが気になるポイントかと思います。

結論は、下記の通りです。

  • 独学で平気? ⇒ 楽勝
  • 文系でも大丈夫? ⇒ 問題なし
  • 勉強時間は? ⇒ 最大3ヶ月程度

実際、僕はアルゴリズムやプログラミングをよくわかってない状態から、3ヶ月ほどの独学で合格しました。

試験合格のみを目標にするなら、スクールなどに通う必要はなく、参考書を2~4冊しっかり勉強すれば十分です。

本なら4冊揃えても5,000~6,000円程度で済みます。

僕が勉強に使った参考書は下記の通り。

この記事で効率的な勉強法などを解説しますので、コスパ重視で一発合格を目指しましょう!

基本情報技術者試験のオススメ参考書と勉強法

さっそく、合格までの具体的な勉強方法を解説します。

基本的な流れとしては、

  1. 基礎知識を定着させて、午前問題の得点力を上げる
  2. 午後問題の「アルゴリズム」「プログラミング」を補強
  3. 過去問演習で総合力UP

学習期間は長くても3ヶ月です。

順番に見ていきましょう。

午前問題の対策①「かんたん合格 基本情報技術者教科書」で基礎力をつける

まずは土台作り。出題範囲全般の基礎的な知識を定着させます。

午前対策として有効なのは下記の2つ。参考書と無料のWeb問題集です。

「かんたん合格」でインプットし、「ドットコム」でアウトプット、が基本の流れです。

参考書でのインプットは、かんたん合格 基本情報技術者教科書。ITにあまりなじみに無い人でもイチから学んでいけるよう、工夫が凝らされた良書です。

かんたん合格のサンプル図解が豊富で視覚的にわかりやすい

試験で狙われやすい用語は「ココが出る!」と注釈を付けてくれているので、全体をパラパラと見直す時にも便利です。

細かいトピックスごとに「説明」⇒「過去問の小演習」で構成されているので、ちょっとしたスキマ時間でも勉強できます。

かんたん合格のサンプル章ごとの終わりの小問で記憶を定着!

また、PDF版が用意されているのもGood。スマホやタブレットにダウンロードしてしまえば、本がかさばることもありません。

基本情報のテキストとしてはイメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室も大変有名です。通称ねこ本。こちらの本も初心者が学びやすい作りになっています。

ただ、こちらは初心者の学びやすさ重視のため、少し内容を絞っています。網羅性という点で言うと、僕は「かんたん合格」の方が優れていると感じました。

一応、比較用に置いときます。

午前問題の対策②「基本情報技術者試験ドットコム」でアウトプット

次に、基本情報技術者試験ドットコム

会員登録などは不要で、完全無料のWebサイトです。

公式サイト ⇒ 基本情報技術者試験ドットコム

このサイトの「過去問道場」では、演習したい分野を自由に選択できるため、参考書でインプットした範囲だけに絞れば効率的なアウトプット訓練が可能です。

「計算問題は出題しない」設定にもできるので、電車の中など、紙に書いて計算できない場面でも活躍します。

問題ごとに解説もキッチリ記載してあるため、苦手問題つぶしにも有効です。

上記をひたすら繰り返す!これだけです。

IT未経験から始めても、午前問題に関しては1~2ヶ月で十分6割を狙えます。

また、午後の問1(情報セキュリティ)と問2~5(長文問題)は午前の内容がベースになっているので、午前対策がそのまま午後対策にもなります。

午後問題「問6 データ構造・アルゴリズム」の攻略

午後の必須問題(問6)の鬼門、アルゴリズム

日常的に業務でプログラムを組んでいたりしない限り、勉強無しで高得点はキツイと思います。

配点としても、100点中25点を占めるため、決しておざなりに出来ません。

そこで、うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]を使って、集中的にアルゴリズムの考え方を学んでしまいましょう。

自分は文系なので、プログラムとかアルゴリズムとかよくわからない・・・

というあなたでも大丈夫です。僕も勉強するまでは全然わかりませんでした。

しかしこの本なら、ゼロからアルゴリズムの考え方を吸収していけます。4年連続売上No.1の実績は伊達じゃありません。

アルゴリズム参考書のサンプル簡単な例でわかりやすくアルゴリズムを学べます

本は全5章の構成。

  1. アルゴリズム入門
  2. アルゴリズムの考え方
  3. 基本アルゴリズム
  4. 応用アルゴリズム
  5. 疑似言語問題の演習

「アルゴリズムとは?」というレベルから丁寧に解説されているので、無理なく学習を進めることができます。

基本情報試験で得点するためには、必須の参考書です。

文系でも大丈夫!ソフトウェア開発問題は「表計算ソフト」がおすすめ

問7~11の「ソフトウェア開発」は、5つのプログラミング言語から1つ選択します。

  • C言語
  • Java
  • Python
  • アセンブラ言語
  • 表計算ソフト

2020年春期試験以降、COBOLが廃止され、Pythonが追加される予定です。

さて、「試験まで時間がない」「プログラミング経験がない」という人は、「表計算」がおすすめです。

表計算は、イメージとしてはExcelやGoogleスプレッドシートのような表を使って、計算や関数・マクロを組む問題が出題されます。

普段Excelマクロを使い慣れている人であれば、

  • 絶対参照、相対参照の使い方
  • IF関数や論理関数を用いた計算
  • マクロを使った疑似言語

あたりの基本的な考え方は変わらないため、そう苦労せずに半分以上は得点可能と思われます。参考書も要らないでしょう。

しかし、「Excelの関数とかよくわからないよ」というあなたでも、下記の一冊を勉強すれば問題ありません。

この本は、Excel等の表計算ソフトをあまり触った事がない人向けに書かれているので、表計算の基礎を短期間で学ぶことが出来ます。

この「ソフトウェア開発」も100点中25点なので、確実に得点を稼いでおきたい。

時間が無い中でJavaやC言語をイチから学ぶのは得策ではありません。しかし表計算なら、短期集中で確実に得点源にすることが可能です。

本当に時間が無ければ、マクロは捨ててしまっても構いません。

前半部分(参照や関数)だけしっかり理解すれば、半分は得点できます。

2020年春以降に追加のPython(パイソン)も選択肢に入れよう

これからプログラムの勉強をちゃんとしていきたい」という人は、2020年から追加されたPytyon(パイソン)も選択肢としてアリです。

なぜならPythonは、javaやC言語と比べて初心者向けのプログラム言語だから。

主な特徴は下記の通りです。

  • プログラムがシンプルで読みやすい
  • AI(人工知能)で活用される言語
  • YouTubeやInstagramにも使われている

これからの時代、5Gが本格化していく中で、AIに関する知識はますます需要が高まります。PythonはAIの分野で広く活用されているので、今から基本的な知識を身に付けておけば一歩リードできるでしょう。

また、あなたが普段使っているYouTubeやInstagramもPythonで作られています。今後もこのようなSNSは我々の身近な存在であり続けるので、Pythonの知識を持っておくことでビジネスチャンスは広がるかもしれません。

つる
つる
2020年のタイミングでPythonが追加されたのは、上記のような理由が背景にあると思っていいでしょう

ぜひこの機会に、Pythonを勉強してみてはいかがでしょうか。

過去問題実践!ただし午後問題中心で取り組もう

試験日まで残り2週間ほどになってきたら、過去問題に取り組みましょう。

問題集は、パーフェクトラーニング 過去問題集がおすすめ。過去19回分もの試験が収録されており、解説も丁寧に記載されています。

2020年春期に追加されたPythonのサンプル問題や解説も網羅されています。

過去問題自体はIPAの公式サイトからでも入手できますが、解説が無いので初学者にはあまり参考になりません。

もちろんやればやるだけ実力はつきます。とはいえ、時間は有限です。

そこで僕が実践したおススメの使い方としては、午前問題は1~2回分だけ実施し、午後問題を7~8回分取り組む方法です。

実は午前の対策としては、上で書いた基本情報技術者試験ドットコムの演習で十分。

午前問題は80問の「小問集合」なので、結局基本情報技術者試験ドットコムでたくさんの過去問に触れることが、試験形式のトレーニングになっているのです。

しかし午後問題は長文の集合なので、形式や時間配分に慣れておく必要があります。

そのため、総合的な過去問演習としては、できるだけ午後問題に注力してください。

基本情報勉強のまとめ

ここまで紹介した参考書と使い方をまとめます。

基本情報合格の最短ルート
  1. かんたん合格 基本情報技術者教科書」「基本情報技術者試験ドットコム」で全般的な基礎知識習得
  2. うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]」でアルゴリズム特訓
  3. 表計算問題がちゃんと解ける本」の集中勉強で得点底上げ
  4. パーフェクトラーニング 過去問題集」で試験形式・時間配分を体で覚える(ただし午後中心)

上記が、「IT未経験でも基本情報に合格できる最短ルート」だと思います。

さてここからは、基本情報技術試験に関する参考情報を解説しておきます。

時間があるときに眺めてみてください。

基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の一つで、国家試験と位置付けられる資格です。

基本情報技術者試験のレベルは?

情報処理技術者試験には段階があり、ざっくり下記の通り。

レベル 試験区分 試験時期
導入 ITパスポート試験 ほぼ毎週
基礎 基本情報技術者試験 年2回(春秋)
応用 応用情報技術者試験 年2回(春秋)
高度 色々(DB,NW,システム監査など) 年1回

この記事で解説している基本情報技術者試験は、基礎レベル

基礎レベルと書きましたが、簡単というわけではありません。普段IT業界で働いている人間でも、勉強しないと合格は厳しいです。

基本情報技術者試験の日程と受験料

令和4年度(2022年度)春期の試験は2022年4月17日に実施予定です。

受験料は7,500円(税込)

試験の詳細はIPAの公式サイトを参照してください。

基本情報技術者試験の出題内容

基本情報試験は午前・午後の2部構成となっており、全てマークシートでの選択方式です。

午前は全般的な基礎知識を問う小問集合で、全80問を150分で解答します。

午後はセキュリティやアルゴリズム、プログラム言語を中心とした内容で、午前の知識を発展させた内容となっています。

試験時間は午後も150分全11問から5問を選択して解答します。

合格点は、午前・午後いずれも60%以上。片方でも60%に満たなければ不合格となります。

基本情報の出題分野

問われる分野の内訳は下記の通りです。

分野 問われる内容
テクノロジ系 基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術
マネジメント系 プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
ストラテジ系 企業と法務、経営戦略、システム戦略

特に午前・午後いずれも核となるのはテクノロジ系

CPUやメモリ、ハードウェアといったコンピュータ関連の知識や、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、ITエンジニアとして必要な基礎知識を幅広く問われます。

ちょこちょこ計算問題も出てきますので、最も力を入れるべき分野です。

基本情報の午前問題

全80問中、テクノロジ系50問、マネジメント系10問、ストラテジ系20問の構成となっています。

※2020年春期からは割合が少し変わるかもしれません。

繰り返しになりますが、圧倒的にテクノロジ系の比率が高いです。

マネジメント・ストラテジは暗記で大体正答できますが、テクノロジは計算もそれなりにあるので、十分な演習が必要です。

基本情報の午後問題

午後の構成は下記の通りです。

問題番号 分野 出題数
問1 情報セキュリティ 必須問題
問2~5 テクノロジ・マネジメント・ストラテジの各分野全般 4問中2問解答
問6 データ構造・アルゴリズム 必須問題
問7~11 ソフトウェア開発(C言語、Java、Python、アセンブラ、表計算) 5問中1問解答

問1のセキュリティと問2~5は午前問題の知識をベースにしているので、午前の対策がしっかりできていれば、午後用に特別な対策は必要ありません。

問6のアルゴリズムは少し厄介。

アルゴリズムの考え方を理解している人以外は、対策が必須です。

問7~11はプログラミング言語。仕事や趣味で関わっている言語があればそれを選択しましょう。

プログラミング未経験という方には、先述した通り圧倒的に「表計算」をおススメします。

ExcelやGoogleスプレッドシートのような表計算ソフトのイメージで、他の言語より取り組みやすく、得点源にしやすいためです。

なお、2020年春期から、午後問題はプログラミング能力等を重視した配点に変更されています。

近年、小学校でプログラミングの学習が導入されるなど、世間的にプログラミングが重要視される傾向に合わせたのでしょう。

午前にしろ午後にしろ、今まで以上に「考える力」が重視されるようになります。

変更点の詳細については公式サイトを参照してください。

基本情報技術者試験の合格率、必要な勉強時間

合格率は概ね20~30%。毎回約50,000人が受験しています。

しっかり勉強すれば十分に合格可能という数値です。

必要な勉強時間ですが、ITエンジニア向けの試験のため、スタート地点によって変わります。

  • IT未経験者:約3ヶ月(180時間前後)
  • IT関係者:約1~2ヶ月(60~120時間)

ほどが目安になってくると思います。

最後に:IT業界で働くなら、基本情報合格はメリットしかないので確実に取っておこう

最後にもう一度、基本情報合格までのロードマップをおさらいしておきます。

基本情報合格の最短ルート
  1. かんたん合格 基本情報技術者教科書」「基本情報技術者試験ドットコム」で全般的な基礎知識習得
  2. うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]」でアルゴリズム特訓
  3. 表計算問題がちゃんと解ける本」の集中勉強で得点底上げ
  4. 基本情報技術者の午後対策 Python編」も選択肢としてアリ
  5. パーフェクトラーニング 過去問題集」で試験形式・時間配分を体で覚える(ただし午後中心)

基本情報技術者の試験に合格すると、就職や転職、社内での評価など、様々な場面で有利に働きます。

「一般人における自動車の運転免許」とまでは言いませんが、IT業界に携わるのであれば「最低限のIT知識を持っている証」として必ずパスしておきたい資格です。

今回の記事を1つの参考にして、基本情報の合格に向けて頑張りましょう!

なお、基本情報に無事合格できたら、その勢いで応用情報技術者試験にチャレンジすべき!

応用情報はその名の通り、基本情報の1つ上のレベルなので、基本情報の勉強内容がそのままベースとして活かせます。

ベースができているホヤホヤの状態で応用の勉強に移行すれば、合格率は格段に跳ね上がりますよ!

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